コロナ禍による外出自粛期間中はどのように過ごされましたか?
先日は、がんの治療体験者の皆さんとの交流会「アイムの会」の皆さんと、Zoomによるオンラインミーティングをして久しぶりに楽しく情報交換会をしました。
既に、これまでの会に参加くださっているがん患者さんなので気心しれたメンバーなのですが、
コロナのことを話すと異口同音に
「コロナ、別にこわくないです」
「がんの時に比べたら、どうってことない」
「罹っても、治る力つけておけばいいだけですから」
とおっしゃいます。
がんと向き合った人
一度は「死」を意識した人たちは、こういう時、ほんとうに強いですね。
コロナを怖がっていないからと言って
無防備に人混みに出かけるようなことはせず、みなさん、それぞれ自粛生活をしていますが
無用にビクビクしてなくて、むしろ工夫しながら充実して過ごしていらっしゃいます。
がんと向き合う経験を通して、
自分でコントロールしきれないことには、むやみに怖がらず
でも、決して侮らず、自分ができることを粛々と続ける。
という治癒力を上げる考え方のコツを体得しているからでしょう。
心が平安で穏やかなので、皆さん、キラキラして見えます。
私自身も、がんの自然治癒体験は
ただ単に
「がん細胞が正常値になった!治った!万歳!」
というだけのことではなくて
その体験を経たことで、色んな事柄への対処方法において応用できています。
不安を不要に先取りせずにいられるのは、ストレスをなくし、幸せな生き方につながりますね。
ストレスがない生活、明日への希望に満ちて生きていることが、治癒力を高めることにもつながるのです。
「ご自身のがんの経験を無駄にしないためにも、他の方たちにもっと伝えていきたい」
そんな風に前向きに捉えられるようになっている方たちばかりです。
初めて、がんと診断されてから、こういう仲間たちと出会う中で、皆さん変わっていかれています。