2010年4月、子宮頸がんワクチンの接種率を上げるために 公費助成が決定しました。
自己負担なら6万円かかるものを 自治体によっては全額負担。
受ければ子宮頸がんにならないなら・・・しかも、これはお得!
と受ける前に よくよく考えていただきたいのです。
このワクチンは 正確にいうと 子宮頸がんそのものの予防ではなく
子宮頸がんのほとんどの原因といわれている
HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染予防のワクチンです。
HPVは性交渉によって 女性の8割は感染するそうです。
つまり、ワクチン対象は
まだ感染していないであろう 小、中学生女子・・となるわけですね。
通常、HPVウイルスに感染しても 大半は自己免疫力で消滅します。
しかし、一部の女性が、子宮頸がんを発症します。
なぜ、感染力が免疫力よりも 勝ってしまうのか?
そこを追究することが 最も重要ではありませんか?
また、メリットばかりが報道されて
ワクチンの有効期限や、
思春期の女子の身体に及ぼす副作用、危険性は明示されていません。
ワクチンは まだまだ 多くの不透明な部分を抱えています。
私は、ワクチン効果の有無を論じているのではなく
安易に ワクチンさえ受ければ大丈夫・・・公費助成なら・・・
という受ける側の姿勢と そこをクローズアップする報道のあり方、
接種率を高めようというある種の勢いに 疑問と危惧の念を抱いております。
子宮頸がん経験者として、女性の健康と女性性の質の向上に・・・
と動いておりますが、
子宮頸がんワクチン接種の動向については
「本来の女性の健康」から軸がブレているように思えてなりません。
ワクチン接種=がん予防
という安易な図式にならないように願っています。
接種は任意ですので 判断はどうぞご自由に。
どうぞ慎重に考えてください。
2010.04.07 アメーバブログにて