私たちの体内に 毎日生まれている がん細胞。
それらを抑えるのは 自己免疫力といわれています。
免疫力が勝っているから がん細胞は大きくならずにいます。
医学が発達した現代でも がんという病には
とても深刻な 重い、怖いイメージがあるようです。
私が 「二度 がんになってね・・・」
と話すと、相手の驚きのリアクションに こちらが驚くほどです。
なぜ、がんだけが こんなに怖れられるのでしょうか?
ひとつには
転移、再発を繰り返し、体内でどんどん増殖する悪性細胞・・というイメージが強いようです。
あとは、
イメージによって がんを恐れるほうに 気持ちが向いてしまって
恐怖と不安ばかりが膨らんでしまう・・
そもそも なぜ 正常細胞から変化したのでしょうか?
たしかに
がんは 侮ってはならない病ですが
むやみに怖がらずに
冷静に向き合う姿勢を整えてください。
怖い気持ちは 私も体験したのでわかります。
がんの疑い・・・というだけでも
結果が出るまで 本当に落ち着かないものです。
でも、こわいと思っている相手を客観的にみることで
得体の知れない恐怖・・・とは別のつきあい方ができます。
(これは、対象が病に限らず、ですが・・・)
怖れないで頑張れ!
・・・ということでは決してなく、
大切なのは
自分の感情「怖れ」に支配されないようにすること。
怖れの感情に支配されているうちは
冷静に認識することが 難しいので
正しく見えないものとは 正しくつきあうこともできません。
「壁に映った子猫の大きな影を ライオンと見間違えて怖がっている」
という絵を見たことがありますが
そんな誤った認識をしていることはありませんか?
怖れを感じるときは
「自分の内なる怖れ」 を
凝視してみると 少しずつ正体が見えてきます。
こわい・・・・・という気持ちは どこから来るのでしょうか?
なぜ、がんが怖いのでしょうか?
何かを失うことになるようで 怖いのですか?
後悔する何か、があるからですか?
その何か・・・とは何でしょう?
気づくことで
自分が今、何を大切にして生きているのか、わかります。
恐れの感情から逃げずに
がんをこわいと感じている自分に正直に向き合うことで
次のステップ=「がんと対等に向き合うこと」 に進めます。
ここからが 治癒へのスタート。
わかったようなことを書いていますが
実は 私自身が 怖れの感情から逃げていました。
私の場合、逃げるというよりも 恐怖を感じている余裕がなかった・・
という表現が近いかもしれません。
1回目は 「自分で がんを治す」
という気持ちで自然療法するのに精一杯。
2回目は 「自分ががんになった意味、メンタル面での原因」
を探すことで精一杯でした。
その頃は 恐れの感情を抑圧していることにさえ、気づかなかったのです。
だから、1回目も2回目も がんと診断されて恐怖を感じませんでした。
3回目に がんの可能性あり と診断された時点で本当に怖かった。
はじめて恐怖と向き合い、恐怖感に浸り、恐怖を手放すことができたのです。
ずいぶんと、遠回りをしました。
このサイトに お立ち寄りくださった方には
最短ルートで 治癒に向かってほしいと願っています。
私が 診断された1991年は
「がん=死」が常識だったので
がんという病名を本人に伝えることさえ憚られた時代でしたが
いまは「がん=治る病気」といわれ
それでも 恐怖や不安を煽られるようですね。
どうか、常識やイメージに振り回されないでほしい。
私たちには 生まれたときから備わっている
「自然治癒力」という素晴らしい機能があります。
大事なのは それを いかに最大限発動できるか?
怖れの感情を受けとめたら
次に意識すべきは
「いかに自然治癒力を最大限発動できるか?」です。